乳腺外科
乳腺外科

乳房やわきの下の症状に対して検査や診察を行い、乳がん検診や治療、手術後のフォローアップを行います。
※2026年度は練馬区乳がん検診を実施できませんが保険診療で対応します。
全身転移の確認を行い、がん治療専門病院へ紹介します
手術後のホルモン療法(内分泌療法)やフォローアップのための腫瘍マーカー検査とCT検査などを実施します
乳がんは乳房の悪性腫瘍(上皮性がん)であり、遺伝子変異によって引き起こされることがあります。生涯罹患率は11.2%、9人に1人が発症するといわれ、日本女性に最も多いがんです。
他のがんよりも環境要因や家族歴が強く、30代からリスクが増加します。しこりや乳房の形の変化、血性乳頭分泌などがよく見られる症状で、近年は無症状でもマンモグラフィや超音波検査で見つかることが増えています。
乳がんの検査にはマンモグラフィと超音波検査が有用で、確定診断には針生検を行い、病理学的検査を行います。ステージ(がんの広がり)を知るためにはCTやMRI、PET/CT検査が有用です。乳がんは大きく分けて5種類のサブタイプがあり、サブタイプによって予後や治療法が変わります。
乳房やわきの下や全身のリンパ節が腫れることで気づくこともあります。発熱を伴う場合もあります。乳がんと比べて頻度はとても低いです。
乳房内やわきの下に存在するリンパ節に発生するリンパ球のがんです。
摘出生検が必要です。一般的には血液内科において抗がん剤の専門的治療を行います。
乳房内に発生する悪性腫瘍で、急速に乳房が大きくなる、腫れる、痛みがあるといった症状が見られます。
乳がんとは異なり、間葉系組織に発生する悪性腫瘍であり、頻度は非常に低いです。悪性度が高い腫瘍が多いため、早期の検査と治療が必要です。
比較的若い女性に多く見られるという実感があります。非常にまれな病気であり、針生検で偶然に診断される場合があります。
乳首の皮膚のただれや下着に血が付くといった症状で受診される方が多く、主に高齢者に多い病気です。
検査のほか、針生検や切除を行い、組織検体を採取したのち病理学的に診断する必要があります。
パジェット病に乳がんが合併することもあり、手術で切除が必要です。
以下の症状がある場合は当院にご相談ください。乳がんの症状はひとそれぞれです。まずは迷わずに乳房のほか、わきの下に違和感を感じた場合も悩まずご相談ください。
乳腺クリニックに受診される方で最も多い症状は、乳房の痛みや腫れです。
乳腺症
ホルモンバランスの乱れによる乳房の痛み。検査で異常がない場合の除外診断です。
乳腺炎
乳腺に起こる炎症。30-40代の女性に多く、発赤、腫脹、熱感、痛み、高熱が出ることがあります。
非細菌性乳腺炎
授乳期に見られる乳管の通過障害による乳汁のうっ滞が原因。搾乳や乳房マッサージでの治療が基本ですが、悪化する場合は外科的に排膿が必要です。
炎症性乳がん
乳房全体が赤く腫れあがることがあります。乳がん細胞が乳房全体のリンパ管内に侵入してうっ滞を起こすことが原因です。
乳がんの可能性
症状の調査で乳がんが潜んでいる場合があり、必要に応じて針検査などの病理診断が行われます。
その他の感染リスク
乳頭陥没やアトピー性皮膚炎がある方は、授乳期でなくても化膿性乳腺炎や乳房膿瘍を引き起こしやすいため、相談が推奨されます。
*私の経験では、もともと乳頭陥没やアトピー性皮膚炎を持っている方、タバコを吸う方、糖尿病の方、肥満傾向にある方は乳房に細菌感染を起こしやすく、授乳期でなくても化膿性乳腺炎や乳房膿瘍を引き起こすことがありますのでご相談ください。
乳房はお乳を作る腺組織であり、年齢に関係なく乳頭から分泌物(乳汁)が出ることがあります。乳汁は透明-黄色であることが多いです。しかし乳汁が茶褐色から赤色の場合は注意が必要です。
これらの分泌物が出る場合、乳がんの可能性が高く、検査が必要です。
乳管内乳頭腫などの良性疾患も考えられます。
下着のこすれによって起こることもありますが、初期の乳がんやパジェット病の可能性もあります。
リンパ管のうっ滞が原因で、乳がんが発見されることがあります。
乳房のリンパ管がうっ滞することでわきの下の違和感として感じて、乳がんが発見される場合もありますので、ひとりで悩まずに相談してください。
男性の乳房にもお乳をつくる腺組織があります。
高齢者に多く発症し、女性の約0.05-0.1%の発症率です。一方で10代から20代前半の若い男性にもみられ、成長痛と思われます。
年齢に関わらず、乳頭が腫れ、痛みを伴うことがあります。原因は男性ホルモンの過剰です。
鑑別は難しく、針生検で病理診断を行うこともあります。
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